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  • ディプティック「ヴォリュート」はどんな匂い?

    ディプティック「ヴォリュート」は、タバコのスモーキーな雰囲気と、ハニーの甘さが印象的な香水です。口コミとあわせて香りの印象やおすすめのシチュエーションを解説します。

    ディプティック「ヴォリュート」の香りを徹底レビュー!

    「ヴォリュート」は、2012年にディプティックから発表されたフレグランス。

    当初はオードパルファムとオードトワレの2種類が販売されましたが、2024年現在はオードパルファムのみの取り扱いとなっています。

    「ヴォリュート」のテーマは、黄色い刻みタバコの煙とおしろい。

    ディプティックの創業者の1人、イヴ・クエロンが子供の頃に経験した長い船旅の香りを、調香師であるファブリス・ベルグランが再現しました。

    タバコにハニーノートが加わることで、パイプタバコのような懐かしく魅惑的な甘さが広がります。

    大人っぽく洒落た香りで、男女問わず人気のフレグランスです。

    「ヴォリュート」はどんな香り?

    ノート:ハニー、オポパナクス、シナモン、アイリスアコード

    「ヴォリュート」は、エジプトのタバコ・ケディオールをイメージした甘いスモーキーさと、おしろいを連想させるパウダリー感が特徴の香り。

    ハニーの甘さがタバコの苦味を和らげ、大人のセクシーさを演出します。

    現行で発売されている種類はオードパルファムのみ。昔懐かしさのあるタバコの香りと、柔らかく包み込むような甘さが、長く残ります。

    スパイス系の刺激と、フローラルの上品な香りが混じり合っているのもポイント。

    葉巻タバコを思わせる甘く渋い香りの中に、スパイシーさと優美な雰囲気も入り混じり、ひと筋縄ではいかない複雑な魅力が現れています。

    ディプティックとは?

    ディプティックは、1961年にフランス・パリで誕生したフレグランスブランド。

    友人であり、好奇心の強いアーティストであったデスモンド・ノックス=リット、クリスチャンヌ・モンタドル=ゴトロ、イヴ・クエロンの3人によって設立されました。

    パリ5区にオープンしたブティックで、はじめは「何でも扱う商人」として、アンティークやオブジェなどを販売。

    2年後の1963年に、フレグランスキャンドルという新たな商品分野を開拓し、その5年後にはフレグランスのプロデュースもスタートさせました。

    ディプティックのモットーは「創作における自由」。

    3人の創業者それぞれの思い出の中にある、自然や旅の風景からインスパイアされた、独創的な香りが多く生み出されています。

    また遊び心のあるグラフィックアートも、ディプティックにおける個性の1つです。

    「ヴォリュート」の口コミは?

    ここからは「ヴォリュート」を実際に使い、気に入った人/合わなかった人の口コミをご紹介します。「気になるけど、自分に合う香水かわからない」と悩んでいる方は、ぜひ利用者の声を参考にしてみてください。

    「ヴォリュート」を気に入った人の口コミ

    「ヴォリュート」を気に入った人の口コミには、以下のような声が多く見られました。

    「大人っぽさもありながらユニークでもある、おしゃれな香り」
    「落ち着いた香りで、男女関係なく使える」
    「包み込まれるような甘さで、安心感がある」
    「秋冬の寒い時期に使いたい香水」

    口コミをまとめると、「大人の魅力あふれる洒落た香水を使いたい」「ユニセックスのフレグランスを探している」「寒い時期にぴったりな、甘さもある香水が欲しい」という方にはぴったりの香水と言えますね。

    「ヴォリュート」はスモーキーさとパウダリーさが融合したユニークなフレグランスです。大人の魅惑的な雰囲気を醸し出しながらも、ふんわりとした甘さが安心感をもたらします。

    「タバコの香りのフレグランスが気になっている」方におすすめの香水です。

    「ヴォリュート」が合わなかった人の口コミ

    「ヴォリュート」が合わなかった人の口コミには、以下のような声が寄せられていました。

    「香りが強く、普段使いが難しい」
    「スパイスの刺激が強すぎる」
    「香りに苦味があり、好き嫌いが分かれそう」
    「おじさま寄りの香りで、慣れるのに時間がかかる」

    口コミをまとめると、「強い香りのフレグランスは苦手」「スパイス系の辛さや、渋み、苦みのある香りは得意じゃない」「大人っぽすぎる香りは避けたい」という方とは相性の悪い可能性があります。

    香りの強さやスパイスの刺激が難点になっている方には、鼻から遠い位置につけたり、ハンカチなどの小物につけたりするのがおすすめ。

    自分だけの「ヴォリュート」の楽しみ方ができるかもしれませんよ。

    【まとめ】ディプティック「ヴォリュート」はどんな人・どんなシチュエーションにおすすめ?

    「ヴォリュート」をおすすめしたいシチュエーション

    1.秋冬の寒い時期のお出かけ
    2.大人っぽい自分を魅せたい時
    3.眠る前のリラックスタイム

    「ヴォリュート」を身にまとうのにおすすめの時期は、秋や冬などの寒い季節。ノスタルジックなタバコのスモーキーさと、柔らかくとろけるような甘味が、冷たい空気の中のお出かけを暖かく彩ります。

    葉巻タバコの煙たさやスパイスの刺激、フローラルの上品さが入り混じる「ヴォリュート」は、大人っぽさを演出したい時にもぴったり。

    渋みと品のある雰囲気を両立した香りは、頼れる大人のカッコよさや色気を醸し出します。

    おしろいからインスパイアされたパウダリーな雰囲気や、昔懐かしさのあるタバコの香りは、リラックスタイムのお供にもうってつけです。

    優しく神秘的で、どこか安心感のある香りが、自分だけの癒し空間を作り上げてくれますよ。

    「ヴォリュート」をおすすめしたい人

    1.タバコの香りが好きな人
    2.大人っぽく色気のある香りを身にまといたい人
    3.スパイス系の香りが得意な人

    「ヴォリュート」はタバコの香りがメインに来るフレグランスです。タバコ自体を吸っていなくとも、タバコの香りは好きという方にぜひ試していただきたい香水。

    またハニーの甘さが混じった、パイプタバコのような甘く色気のあるスモーキーさは、セクシーな香りを身につけたい人にもうってつけです。大人っぽく魅惑的な香りが、あなたを包み込んでくれますよ。

    スパイスのアクセントも強めに入っているため、スパイシーな香りのフレグランスが好きな方とも相性が良いかもしれません。ひと味違ったスパイシーさを楽しみたい方は、ぜひ「ヴォリュート」を試してみてくださいね。

  • ディプティック「オー キャピタル」はどんな匂い?

    「オー キャピタル」はローズの香りを基調とした、ディプティックのシプレ系香水です。「オー キャピタル」はどんな香りなのか、詳しい香調や香りの印象、おすすめのシチュエーションなど、気になる情報を徹底的にレビューします。

    ディプティック「オー キャピタル」の香りを徹底レビュー!

    「オー キャピタル」は、2020年にディプティックから登場したオードパルファン。香水界の巨匠と呼ばれるオリヴィエ・ペシューにより調香されました。

    「オー キャピタル」のテーマは、“パリを祝福するフレグランス”。

    ディプティック発祥の地であるパリに捧げる、クラシカルでありながら不思議と古臭さを感じない、洗練された香りです。

    「オー キャピタル」の香りはオードパルファンの他にも、ヘアフレグランス、ソリッドパフューム、ハンドクリームで楽しむことができます。

    「オー キャピタル」はどんな香り?

    ディプティック「オー キャピタル」はローズの香りを基調としたシプレノートの香水です。

    シプレノートとはシトラス→フローラル→ウッディという順番で香りが変化する香調のこと。“香りの黄金比”とも言われる伝統的なノートで、エレガントな雰囲気を演出してくれます。

    「オー キャピタル」の香りは、ベルガモット(シトラス)→ローズ(フローラル)→ パチュリ(ウッディ)順に変化。スパイシーなピンクペッパーが加わることで、男性にも似合うかっこいい印象に仕上げています。

    「オー キャピタル」はディプティック史上初となる、シプレ調の香水。性別を問わず多くのファンを獲得しているフレグランスです。

    トップノートは「柑橘 × ピンクペッパー」の香りで弾けるように爽快な印象

    トップノートはベルガモットとピンクペッパーの香りです。

    弾けるようにフレッシュなベルガモットは、まるでスパークリングワインを開けたときのような、爽快感のある香り。

    ピンクペッパーやシナモンがスパイシーなアクセントを加えます。

    ディプティックの故郷であるパリへの賛辞を感じさせるような、祝福ムードのある香りです。

    ミドルノートは「ローズ」の香りで華やかでハンサムな印象

    ミドルノートは「オー キャピタル」の主役であるローズの香りです。

    ピュアなバラの花びらというよりも、茎や葉の青々とした苦味も感じる、ハーバルな香り。イランイランやジャスミンのような甘さも徐々に感じられます。

    エレガントでありながら、女性だけでなく男性にも似合いそうな、華やかかつハンサムな印象の香りです。

    ラストノートは「ウッディ × パウダリー」の香りで上品で落ち着いた印象

    ラストノートはパチュリのウッディな香り。

    時間とともに、石けんのようなパウダリーな香りも感じられます。

    ミドルノートのローズの香りと相まって、まるで高級なバラ石けんのよう。上品で落ち着いた印象の余韻が続きます。

    【まとめ】ディプティック「オー キャピタル」はどんな人・どんなシチュエーションにおすすめ?

    「オー キャピタル」をおすすめしたいシチュエーション

    1.白シャツやパンツスーツを着るとき
    2.英国ムードを感じられる場所へ行くとき
    3.大切な人の結婚式

    ディプティック「オー キャピタル」は、性別問わず使いやすいハンサムな印象の香りです。白いシャツやパンツスーツ、ジャケットなどのスタイルにあわせれば、すっと背筋が伸びるような気持ちになれるでしょう。

    「オー キャピタル」は、パリの街からインスピレーションを受けた香り。英国風のカフェや、英国のアートを楽しめる美術館などでつければ、外国にいるような優雅な気分に浸れそうです。

    パリへの賛辞を表現した香りなので、お祝いの席にもぴったり。大切な人の結婚式につける香りとして選んでみてはいかがでしょう。

    「オー キャピタル」をおすすめしたい人

    1.スパイシーなバラの香りに惹かれる人
    2.甘すぎないフローラルの香りが好きな人
    3シプレ調の香りに苦手意識がある人

    ディプティック「オー キャピタル」は、上品なバラにスパイスのアクセントを加えた香りです。

    甘く可愛らしい印象の香りというよりは、すっきり感のあるかっこいい印象の香り。

    スパイシーなバラの香りに惹かれる人や、甘すぎない花の香りを探している人には、理想的な香水といえそうです。

    クラシカルなシプレ調の構成ですが、不思議と古臭さを感じないのも特徴的。現代的で洗練されたおしゃれな香りです。

    シプレノートに苦手意識があるという人も、ぜひ1度試してみてはいかがでしょうか。

  • ディプティック「オー ローズ」はどんな匂い?

    ディプティック「オー ローズ」は、リアルなバラの香りを堪能できる、大人に似合うフレグランスです。オードトワレとオードパルファンの香りの印象、口コミ、似ている香水やおすすめのシチュエーションなど、「オー ローズ」の香りを徹底的にレビューします。

    ディプティック「オー ローズ」の香りを徹底レビュー!

    「オー ローズ」はディプティックの人気フレグランスのひとつ。

    2012年にオードトワレ、2022年にオードパルファンがそれぞれ登場しました。

    調香を手がけたのは、ファブリス・ペルグラン。ディプティックでは「ドソン」や「オードリエル」を手がけ、ペンハリガンやジョーマローンなど名だたる香水メゾンで腕を振るってきた調香師です。

    「オー ローズ」の香りはオードトワレとオードパルファンのほかに、ヘアフレグランス、ハンドクリーム、ソープなど、ディプティックの多くのアイテムで楽しむことができます。

    「オー ローズ」はどんな香り?

    ディプティック「オー ローズ」は、その名のとおりバラの花が主役の香りです。

    しかし一般的に想像されるバラの香りではなく、ディプティックならではの新しい解釈で作られた複雑な香り。

    バラの花びらだけでなく、茎や葉、蕾(つぼみ)、水の香りまでもリアルに表現しています。

    「オー ローズ」に使われるバラは、本物の生花のようにフレッシュな香りのダマスクローズと、青みのある控えめな香りのセンティフォリアローズ。

    オードパルファンにはカモミール、アーティチョークの香りも加わり、オードトワレよりもさらに豊かで複雑な香りを表現しています。

    トップノートは「ライチ」の香りでみずみずしく透明感のある印象

    トップノートはライチの香りです。

    果汁がしたたりそうなほど、フレッシュでフルーティーなライチの香り。

    徐々に現れるバラの香りとあわさることで、朝露に濡れたバラを思わせる、みずみずしい香りを実現しています。

    ミドルノートは「ローズ × カモミール × アーティチョーク」の香りで奥行きのある印象

    ミドルノートはローズ、カモミール、アーティチョークの香りです。

    華やかなダマスクローズとセンティフォリアローズに、甘みのあるカモミールと、アーティチョークをプラス。

    アーティチョークはキク科の花の蕾で、西洋ではバラの香りを引き立てる存在として、バラと一緒に植えられることも多いそうです。

    バラだけでは表現できない、奥行きのあるハーバルな香りのミドルノートです。

    ラストノートは「ムスク × ウッディ」の香りでゆったりと落ち着いた印象

    ラストノートはムスクとウッディの香り。

    みずみずしいローズの香りが徐々にドライダウンし、柔らかなムスクと、スモーキーさのあるウッディの香りに落ち着きます。

    肌なじみがよく、シーンを問わず使いやすいラストノートです。

    【まとめ】ディプティック「オー ローズ」はどんな人・どんなシチュエーションにおすすめ?

    「オー ローズ」をおすすめしたいシチュエーション

    1.季節やシーンを問わずいつでも
    2.自然のなかに出かけるとき
    3.静かで落ち着いた場所に行くとき

    ディプティック「オー ローズ」は、誰にでも好かれやすいローズの香りが主役。ベースには落ち着いたムスクとウッディが香り、季節やシーンを問わず使いやすい香水です。

    生花のようにリアルなバラの香りなので、自然豊かな屋外でも浮くことなく、好きな香りを楽しむことができます。

    香水特有のキツさを感じにくく、おしゃれ感もあるハイセンスな香り。美術館などの落ち着いた場所にもなじむでしょう。

    「オー ローズ」をおすすめしたい人

    1.生花に近いバラの香りを求めている人
    2.ジェンダーレスに使える香水が欲しい人
    3.単調ではない複雑な香りが好きな人

    ディプティック「オー ローズ」は、バラの花びらだけではなく、茎や葉っぱの香りもリアルに感じられる香水。生花に近いバラの香りを求めている人には、理想的な香水といえるでしょう。

    男女どちらも使えるユニセックスな香りを探している人にもおすすめ。

    女性があえてかっこいいスーツスタイルにあわせたり、男性がラフでカジュアルな服装とあわせたりと、イメージを変えて楽しむことができそうです。

    バラの単調な香りではなく、フレッシュなライチなど意外性のある香料を組み合わせた、奥行きを感じる香り。ふつうのローズ香水に飽きてしまった人にもぴったりです。

  • ディプティック「オー デ サンス」はどんな匂い?

    ディプティック「オー デ サンス」はビターオレンジを基調とした香り。しかし平凡なシトラスノートとは一線を画す、ディプティックらしい独創的な香りです。「オー デ サンス」はどんな香水なのか、香りの変化や印象を詳しく解説。実際に使った人の口コミやおすすめのシチュエーション、似ている香水まで、徹底的にレビューします。

    ディプティック「オー デ サンス」の香りを徹底レビュー!

    ディプティック「オー デ サンス」は2016年にディプティックから誕生したオードトワレです。

    香水界の巨匠と呼ばれるオリヴィエ・ペシューが調香を担当。彼は「フレールドゥポー」「オルフェオン」など、ディプティックで人気の香りをいくつも手がけました。

    「サンス」とはフランス語で「感覚」を意味する言葉です。

    ディプティックの香水は主役にしたい原料を決めてからコンセプトを考えることが多いそうですが、実は「オー デ サンス」は真逆。

    先に「五感を惑わせるような香りを作ろう」と決めて、そのコンセプトに合う香りとしてビターオレンジが選ばれたそうです。

    「オー デ サンス」の香りはオードトワレの他にヘアフレグランス、ハンド&ボディウォッシュ、フレグランスソープで楽しめます。

    感覚が研ぎ澄まされそうなハイセンスな香りを、ぜひ生活にも取り入れてみてはいかがでしょう。

    「オー デ サンス」はどんな香り?

    ディプティック「オー デ サンス」はシトラス、フローラル、ウッディ、スパイシーという、多くの要素がミックスされた香り。

    「五感を惑わせる香り」と言われるだけあって、ひとことでは言い表せない複雑な印象です。

    ビターオレンジとオレンジブロッサム、パチュリが穏やかな調和を見せ、最後はスパイシーでウッディな余韻が続きます。

    トップノートは「オレンジブロッサム × ビターオレンジ」の香りでな印象

    まず感じられるのは、オレンジブロッサムとビターオレンジの香りです。

    ビターオレンジは果実の皮から抽出される香料。レモンやグレープフルーツのような明るい印象の柑橘と比べると、やや青さや渋みを感じさせる、落ち着いたシトラスノートです。

    オレンジブロッサムはビターオレンジの木から抽出される、ウッディなニュアンスを持つ花の香り。

    果実だけではなく葉や枝、根に至るまで、ビターオレンジのあらゆる側面を味わえる香りです。

    ミドルノートは「ジュニパーベリー」の香りでいきいきとした印象

    ミドルノートはジュニパーベリーの香りです。

    ジュニパーベリーとは針葉樹から採れる実の名前。ブルーベリーのような見た目ながら甘い果物ではなく、すっきりとしたシャープな苦味を持つスパイスです。

    爽やかなビターオレンジと出会うことで清涼感を底上げしつつ、スパイスならではのいきいきとした力強さを加えてくれます。

    ラストノートは「アンジェリカ × パチョリ」の香りで神秘的な印象

    ラストノートはアンジェリカとパチュリの香りです。

    アンジェリカはウッディでスパイシーな花の香り。ビターオレンジやジュニパーベリーと相性がよく、トップノートからシームレスにうつろう香りを感じられるでしょう。

    パチュリは湿った土のようだと言われることも多い、クセのあるアーシーな香り。しかし「オー デ サンス」においては苦々しすぎることなく、ハーバルですっきりとした印象です。

    トップノートから輝き続けるビターオレンジの香りに、ミステリアスで神秘的な深みを与えてくれます。

    【まとめ】ディプティック「オー デ サンス」はどんな人・どんなシチュエーションにおすすめ?

    「オー デ サンス」をおすすめしたいシチュエーション

    1.蒸し暑い夏の日
    2.いちもく置かれるオーラをまといたいとき
    3.夜のお風呂上がり

    「オー デ サンス」はなんといっても清涼感のあるシトラスノートが印象的。すっきりとした苦味と酸味が感じられるので、外の気温が高ければ高いほど、香りの爽やかさが引き立つでしょう。

    シトラスだけではなく複数の要素がミックスされていて、感覚を惑わせるようなひねりのある香りも特徴的。人前に立って話すときなど、周りからいちもく置かれる個性的なオーラをまといたいときにぴったりです。

    「オー デ サンス」はよくも悪くも、入浴剤を思い出すという人が多い香り。この印象を活かして夜のお風呂上がりにまとえば、優雅なバスタイムの余韻を感じながら眠りにつけそうです。

    「オー デ サンス」をおすすめしたい人

    1.ビターオレンジの香りが好きな人
    2.ふつうの柑橘系の香りに飽きてしまった人
    3.「五感を惑わせる香り」というコンセプトに惹かれる人

    「オー デ サンス」はトップからラストまで、ほろ苦いオレンジの香りを堪能できる香水です。

    フレッシュな果実だけではなくリアルな葉や枝の香りまで楽しみ尽くしたいという人には、きっと満足できる香水でしょう。

    シャープで力強いジュニパーベリー、ウッディでスパイシーなアンジェリカ、アーシーなパチョリが織りなす個性的な香り。単調なシトラスノートでは満足できないという人におすすめです。

    「五感を惑わせる香り」というコンセプトは抽象的で、なかなか理解するのが難しいかもしれません。どんな印象を感じられる香りなのか、気になる人はぜひチャレンジしてみてくださいね。

  • ディプティック「ドソン」をレビュー!

    甘く濃厚なチュベローズ。クチナシにも似たお花の香りをめいいっぱい楽しみたい方におすすめしたいのが、ディプティックの「ドソン」。トップからラストまでチュベローズの甘くエキゾチックな香りに包まれ、まるで満開のチュベローズ畑で深呼吸をしているような気持ちにさせてくれます。

    ディプティックといえば、数々の「リゾート地」からインスピレーションを受け、旅先で感じた空気や湿度などを「香り」で表現した香水が特徴的です。

    香水ひとつひとつにストーリーが込められており、香りを深く吸い込んで目を瞑れば、たちまち色々な情景が浮かんでくるはず。

    今回ご紹介する「ドソン」(DO SON)は、ベトナム北部の町”ドーソン”から、その名がつけられました。

    ボトルのラベルをよく見てみると、ベトナム特有の高床式住居や、家の下を流れる大きな湾、そして周りには緑豊かな木々が覆い茂っています。

    ドソンの舞台となったドーソンのハロン湾。調香師 イヴ・クエロンが幼少期に過ごした思い出の地です。

    高床式の別荘から眺めるハロン湾の景色、そこにはいつも濃厚なチュベローズの香りが漂っていました。

    ベトナム・ハロン湾の爽やかな湿度と、チュベローズの甘く濃厚な香り、そのひとつひとつを丁寧に組み合わせた「ドソン」が誕生します。

    チュベローズの甘さと湿度が大人の落ち着きを感じさせる

    ドソンは、トップからラストまで「チュベローズ」をメインとした香水です。

    ここまでチュベローズの香りにこだわった香水も、なかなか珍しいかもしれません。

    一見シンプルノートに思わせる香調ですが、深く香りを吸い込むと、ピリッとしたピンクペッパーや、ほんのりパウダリックなアイリスも感じることができます。

    今回ご紹介するドソンはトワレなので、香り立ちはやや控えめ。
    ワンプッシュだと自分だけがわかる密やかな香りに、2〜3プッシュするとチュベローズ畑に飛び込んだような濃厚な香りに包まれます。

    濃厚な甘さは夏に不向きかと思われますが、ドソンは日本のジメジメとした夏向き。

    ベトナムの湿度とチュベローズの香りが絶妙にマッチしているので、梅雨につけてもくどくならず、むしろ爽やかな印象さえ与えることができます。

    ドソンをシュッとひと吹きしてみると、チュベローズの甘く濃厚な香りがふわっと鼻へ届きます。

    香水独特のアルコール臭は全くなく、最初からチュベローズのお花の香りがしっかりと香るので、かなり上品。

    セクシーな大人の落ち着きを感じさせます。

    数秒経つと、遠くでピンクペッパーのピリッとした刺激がアクセントを加え、チュベローズのもったりとした濃厚さをキュッと引き締めます。

    ピンクペッパーは表に出てくることはなく、あくまでアクセントなのでスパイシーさはほとんどありません。スパイスの香りが苦手な方でもあまり気にならないはず。

    ピンクペッパーの刺激を感じたら、少しずつ、パウダリーなアイリスとホワイトムスクが顔を出します。

    でも決して前面に出てくることはなく、メインはあくまでチュベローズ一択。

    アイリスとホワイトムスクは、チュベローズの甘さと柔らかさの補助的な存在に感じます。ほんのりパウダリックではありますが、香水にありがちな”化粧品の香り”のパウダリーフローラルにはなりません。

    最初から最後までしっかりとチュベローズの香りを楽しめる香水です。

    でも、しっかり香りを観察していくと、ピンクペッパーやアイリスなどが入れ替わりで出てくるのがわかるはず。香りの移り変わりは目まぐるしく、遠くで色々な香りを楽しめるのも魅力のひとつです。

    ディプティックの香りはジェンダーレス。ドソンも性別・年齢を感じさせない香り

    ディプティックの香水には、MEN・WOMEN、どちらかに当てはめることはしていません。

    全ての香水がジェンダーレス。もちろん「ドソン」も性別を感じさせない香りですが、印象は少し異なります。

    女性がつければハンサムに、男性がつければ洗練された色気を醸し出せる香りです。

    共通して「落ち着き」のある雰囲気なので、歳を重ねても使い続けられる香水でもあります。

  • ディプティック「タムダオ」はどんな匂い?

    ディプティック「タムダオ」の香りを徹底レビュー!

    「タムダオ」は2003年にディプティックが発売したフレグランス。ダニエル・モリエールとファブリス・ペルグランによって調香されました。

    「タムダオ」とは、ベトナム北部の高原地帯にある町の名前。サンダルウッドをはじめとする木々が生い茂る、東南アジアの風景からインスピレーションを受けています。

    「タムダオ」のフレグランスは、オードトワレとオードパルファンの2種類があります。香りを比べると、オードトワレのほうがややさっぱりと感じられ、持続時間も短くなります。

    濃厚な香りを長く楽しみたい人は、オードパルファンを選ぶとよいでしょう。

    「タムダオ」はどんな香り?

    ディプティック「タムダオ」は、サンダルウッドを主体としたウッディ&スパイシーな香りです。

    ディプティックの香水はどれも男女問わず使えますが、「タムダオ」はとくに落ち着いた大人に似合う、メンズライクな香り。甘い香りが苦手な人にも使いやすいでしょう。

    トップノートは「ローズウッド × サイプレス」の香りでいきいきとした生命力のある印象

    トップノートはローズウッドとサイプレスの香りです。

    ローズウッドはバラのようなやさしい甘さが特徴のウッディノート。サイプレスはヒノキ科の針葉樹で、ヒノキの香りにフレッシュさを加えたような、すっきりとした香りです。

    タムダオの森に足を踏み入れたような、いきいきとした生命力を感じられる香りです。

    ミドルノートは「サンダルウッド × シダー」の香りでオリエンタルな印象

    ミドルノートはサンダルウッドとシダーの香りです。

    サンダルウッドは、インドの寺院でお香として焚かれるなど、宗教儀式にも使われてきた香料。日本では「白檀(びゃくだん)」と呼ばれ、線香の香りとしてもおなじみです。

    スパイシーさのあるシダーがアクセント。穏やかなだけでは終わらない、癖になるオリエンタルなウッディノートを作り出しています。

    ラストノートは「ホワイトムスク」の香りで温かみのある印象

    ラストノートはホワイトムスクの香りです。

    ムスクといっても官能的でセクシャルな香りではなく、植物性の甘みと温かみを感じられる、パウダリーな香り。

    熱帯雨林の湿った空気を彷彿とさせるラストノートです。

    【まとめ】ディプティック「タムダオ」はどんな人・どんなシチュエーションにおすすめ?

    「タムダオ」をおすすめしたいシチュエーション

    1.厳か(おごそか)な気分に浸りたいとき
    2.ひとりで仕事をがんばりたいとき
    3.東南アジアへの旅行

    ディプティック「タムダオ」は、寺院を参拝しているときに感じるお香のような、神聖な雰囲気の香りです。

    瞑想したいときや歴史的な建造物を見るときなど、厳か(おごそか)な気分に浸りたいシチュエーションにぴったり。

    ひとりで仕事に集中したいときやリモートワークの日など、気を引き締めてがんばりたいときにもおすすめです。

    東南アジアへ旅行するときにつければ、楽しい旅の気分がよりいっそう盛り上がるでしょう。

    「タムダオ」をおすすめしたい人

    1.木やお香の香りが好きな人
    2.梅雨から夏にかけて似合う香りを探している人
    3.ジェンダーレスな香りを使いたい人

    ディプティック「タムダオ」は、リアルなサンダルウッドの香りを堪能できる香水です。

    一般的にラストノートに使われることの多いウッディの香りを、つけた瞬間から感じることができます。木やお香の香りが好きな人には、好感度の高い香りでしょう。

    季節を問わず使えますが、東南アジアの熱帯雨林をイメージした香りなので、とくに梅雨から夏にかけての季節によく似合います。

    大好きな香りをまとえば、憂鬱な雨の日も待ち遠しくなりそうですね。

    男女どちらかのイメージに寄りすぎることがない中世的な香りなので、ジェンダーレスな威力をまといたい人にもぴったりです。

  • ディプティック「オーデュエル」を徹底レビュー!

    大人っぽいバニラ香水「オーデュエル」を徹底解説

    「バニラの香水」と言っても、プラリネが効いたグルマンから、フローラルをベースにしたものまで幅広くありますが、ディプディックのバニラは、これまでのバニラフレグランスとはまた毛色が違います。異国情緒溢れる大人のための香りです。

    「オーデュエル」(EAU DUELLE)は、直訳で”決闘”を意味する言葉。

    明るい雰囲気のバニラと、ほの暗くスモーキーなスパイス。陽と陰に分かれた2つの香りが混ざり合うことで、オーディエルという1つの香りを創りあげています。

    一筋縄ではいかない、魅惑のオリエンタルバニラフレグランス

    オーデュエルのメインはバニラですが、バニラのふわっとした香りを支えるのは、数々のスパイスたち。

    カルダモン、サフラン、ピンクペッパーコーンなどの、オリエンタルなスパイスと、オリバナム(フランキンセンス)の温かみのあるウッディノートが香りに深みを与え、複雑ながらもアコードのとれたバニラノートを演出します。

    「一筋縄ではいかないのよ」
    こんな言葉が聞こえてくるような、魔性さも感じられる魅惑のオリエンタルバニラです。

    香りの移り変わりがほとんどないシンプルノート

    オーデュエルは、トップ、ミドル、ラストなどの香りの移り変わりがほとんどないシンプルノートです。

    つけたてから、濃厚なバニラがガツンと鼻へ届き、深く吸い込むようにすると遠くで色々なスパイスをじっくり感じます。

    1番強く感じるのはフランキンセンス、そしてカルダモン

    どちらも温かみのある木やスパイスの香りなので、バニラと重なり合うことでより深い温かさ、そして大人の色気を演出します。

    極め付けは、バニラの香りを引き立てるためにほんの少し加えられたセイロンティー

    甘いけど、甘すぎない。大人のためのバニラフレグランス、それがオーデュエルです。

  • ディプティック「フィロシコス」をレビュー!

    ディプティック「フィロシコス」をレビュー!いちじくの葉とミルキーな甘さがノスタルジックなフレグランス

    フィロシコス(PHILOSYKOS)は、1996年にディプティック(diptyque)から登場したフレグランスです。

    「いちじくの友」を示すフィロシコスは、イチジクの木に覆い茂る葉のグリーンをベースに、果実のミルキーな甘さがまろやかなフルーティーグリーンノート。

    いちじくのまったりとした甘さはディプティックだからこそ再現できた調香です。

    甘いけど甘すぎない香調で、性別や年齢も感じさせないユニセックスな雰囲気をもつので、多くの層から支持を集めています。

    フィロシコスの舞台となるのは、ギリシャにあるペリオン山。
    オリンポスの神々も訪れたというこの島は、知る人ぞ知るギリシャの避暑地です。

    それは、調香師のオリヴィア・ジャコベッティが夏にこの山を訪れたときのこと。
    涼しい海へ行くには、野生のいちじく畑を通るしかありませんでした。

    高く登った陽の光が大地を明るく照らし、乾いた風がいちじくの木々や果実の香りを運びます。

    フィロシコスは、ペリオン山で出会ったいちじくにインスピレーションを受け、葉の爽やかさや、白い木の濃密さ、いちじくの樹液など、いちじく全てに捧げる頌歌です。

    トップからラストへの移り変わりは目まぐるしく。ミルキーな甘さが控えめに香るグリーンノート

    フィロシコス オードトワレをシュッとひと吹きしてみると、まず葉の苦みを感じるグリーンノートが鼻へ届きます。「あれ、グリーンフレグランスだったっけ?」と疑問に思うその瞬間、いちじくのまったりとした甘さが加わり、フィロシコスの真髄とも言えるミルキーな香りに包まれます。

    トップからミドル、ラストへの変化は目まぐるしく、葉のグリーンノートは瞬時に終わり、ラストノートにはほんのりとした控えめな甘さだけが肌へそっと残る香調です。

    トワレですが、香り立ちはコロンのように穏やかで、朝につけると午後には香りがほとんど飛んでしまいます。

    フィロシコスをつけるときは付け直しが必須ですが、自分だけのパーソナルな空間で楽しみたい方にはちょうど良いかもしれませんね。

    フィロシコスは基本、どんな服装でも合わせることができます。シックからモード、カジュアルからキュート、どのコーディネートの日でもしっくり馴染んでくれるので、日頃からデイリーユースしやすい香水です。

    いちじくの甘さがやや若々しさを、いちじくの葉の青さや苦みがクラシックな雰囲気を感じさせるので、レトロテイストなアイテムを取り入れた服装だと特に良く似合うかもしれませんね。

    フィロシコスをつけるなら秋が大本命。ノスタルジックな空気を楽しんで

    フィロシコスは、やや青みのあるグリーンノートの中に、まったりとしたミルキーな甘さのいちじくを楽しめる、これまでありそうでなかった香調のフレグランスです。

    いちじくの香水はほかのブランドからも登場していますが、いちじく本来の香りをここまで再現できるのはディプティックだからこそ。

    夏につけたくなるような香りですが、個人的には秋がピンポイント。ちょっと肌寒くなってきた頃につけると、こなれた印象とともにいちじくの甘さがほのかに漂い、ノスタルジックな空気を楽しむことができますよ。

    ただひとつ注意したいのは、フィロシコスはディプティックフレグランスの中でも人気の高いフレーバーではありますが、決して万人受けする香りではないということ。

    これはフィロシコスに限ったことではありませんが、香水は紙のテスターと、肌にのせたときでは違う香りになります。

  • ディプティック「オルフェオン」はどんな匂い?

    ディプティック「オルフェオン」の香りを徹底レビュー!

    ディプティック「オルフェオン」は、2021年に誕生したフレグランス。ディプティックの60周年を記念して作られた香りです。

    「オルフェオン(Orphéon) 」とは、1960年代のパリに実在したナイトバーの名前。ディプティックが創業された、サン ジェルマン大通り34番地の隣で営業していました。

    サン ジェルマンは多くの芸術家や知識人が集う場所。ディプティックの創業者である3人のクリエイターたちも、オルフェオンに足しげく通っていたと言われています。

    「オルフェオン」の香りはオードパルファンのほかにソリッドパフューム、ハンド&ボディウォッシュがあります。

    「オルフェオン」はどんな香り?

    ディプティック「オルフェオン」はどこか懐かしさを感じるような、ウッディノートを基調とした香りです。

    活気あるバーで人々がたしなむカクテル、タバコの煙、木の温もりを感じるダンスフロアなど、当時のオルフェオンで感じられた香りを再現。

    バーの香りと聞くと、洋酒のような濃厚な香りをイメージするかもしれません。しかし「オルフェオン」の香りは重すぎず、はかない雰囲気が感じられます。

    夜のムードと、清潔感のある洗練された印象をあわせ持つ、大人に似合う香りです。

    トップノートは「ジュニパーベリー」の香りですっきりとしたクールな印象

    トップノートはジュニパーベリーの香りです。

    ジュニパーベリーは、古くからジンの香りづけにも使われる、すっきりとしたクールな印象の香り。

    熱く語り合う人々が飲み交わす、氷がたっぷり入ったジンのカクテルを思わせる香りです。

    ミドルノートは「ウッディ × ジャスミン」の香りでノスタルジックな印象

    ミドルノートはシダー、ベチバー、パチョリをブレンドした、木を思わせるウッディノート。ジャスミンの芳醇な香りが甘さを添えます。

    グラスを置く木のテーブルや椅子、木目のダンスフロアなど、古きよきバーをイメージさせる趣(おもむき)のある香り。

    ウッディノートが持つ男性的な強さも感じられます。

    ラストノートは「トンカビーン × ベンゾイン」の香りで温かみのある印象

    ラストノートはトンカビーンとベンゾインの香り。パウダリーな甘さのトンカビーンが、洗練された清潔感を感じさせます。

    ベンゾインは「安息香(あんそくこう)」とも呼ばれる、まろやかな甘さが特徴の香り。

    芸術家たちが語り合う夜更けのバーの雰囲気を思わせる、温かみのあるラストノートです。

    【まとめ】ディプティック「オルフェオン」はどんな人・どんなシチュエーションにおすすめ?

    「オルフェオン」をおすすめしたいシチュエーション

    1.バーでお酒をたしなむとき
    2.昔の思い出に浸りたいとき
    3.気になる異性に会うとき

    ディプティック「オルフェオン」は、パリに実在したナイトバーを舞台とした香水です。バーでお酒をたしなむときにつければ、1960年代のパリにタイムスリップしたような、ノスタルジックな気分を楽しめるかもしれません。

    「オルフェオン」の香りは、「どこかで出会ったことのある懐かしい香り」だと感じる人も多いようです。そのため家でアルバムを開くときなど、思い出に浸りたいときにもおすすめできます。

    「オルフェオン」は「モテ香水」と言われることもある、男女問わず好かれやすい香り。気になる異性に会うときにつけていけば、きっと好印象を与えられるでしょう。

    「オルフェオン」をおすすめしたい人

    1.ウッディとジャスミンの香りが好きな人
    2.パリの雰囲気が好きな人
    3.すっきりとしたお酒が好きな人

    ディプティック「オルフェオン」は、ウッディとジャスミンの香りの掛け合わせが印象的。甘いだけでも爽やかなだけでもない、奥行きのある香りを感じたい人におすすめです。

    英国のバーの伝統や趣(おもむき)を感じられる香水なので、パリの雰囲気が好きな人にもぴったり。

    ジンのようなすっきりとしたお酒の香りが好きな人にも、きっとハマる香りでしょう。

  • ディプティック「フルール ドゥ ポー」はどんな匂い?

    「フルール ドゥ ポー」の香りを徹底レビュー!

    ディプティック「フルール ドゥ ポー」は、2018年に誕生したフレグランスです。

    調香を手がけたのは、香水界の巨匠といわれるオリヴィエ・ペシュー。ディプティックのオードトワレが誕生してから50年の節目を記念して作られました。

    ギリシャ神話のプシュケとエロスからインスピレーションを得た、愛の物語を連想させる香りです。

    オードパルファンのほかにヘアフレグランス、ハンド&ボディローション、ボディバームなど全身に使えるアイテムを展開しています。1日中好きな香りに包まれて過ごせるのがうれしいですよね。

    「フルール ドゥ ポー」はどんな香り?

    ディプティック「フルール ドゥ ポー」は、うっとりするようなムスクを主体とした香りです。

    「フルール ドゥ ポー」は「肌に咲く花」という意味。まるで人肌そのもののように温かみのある、セクシーな印象の香りです。

    ふんわりと心地よく香るムスクに、​​アイリスとアンブレットの花の香りが加わり、多幸感を演出してくれます。

    トップノートは「ベルガモット × アンジェリカ × ピンクペッパー」の香りで花開く前のさりげない印象

    トップノートはベルガモット、アンジェリカ、ピンクペッパーの香りです。

    ひとつひとつの香料が主張しすぎず、さりげなく香ります。それでも決してつまらない印象にならないのは、ピンクペッパーのスパイシーな香りがアクセントになっているから。

    体温となじんでいくに連れて少しずつ香りが花開いていく様子は、まさに「フルール ドゥ ポー」(=肌に咲く花)という名前を体現しているかのようです。

    ミドルノートは「アイリス × ローズ」の香りで純粋でありながらセクシーな印象

    ミドルノートはアイリスとローズの花の香りです。

    アイリスはパウダリー感のある上品な甘さが特徴的。高価な石鹸を思わせるような、純粋さとセクシーさを兼ねそなえた香りです。

    まるで元々の肌から香り立っているようなセンシュアルな香りを、長く楽しむことができます。

    ラストノートは「ムスク × アンブレット × アンバーグリス」の香りでふんわりと柔らかい印象

    ラストノートは「フルール ドゥ ポー」の主役であるムスクの香りです。

    ムスクと聞くと動物性の官能的な香りをイメージするかもしれませんが、「フルール ドゥ ポー」のムスクは、アンブレットシードを原料とした植物性のムスク。

    スキンフレグランスのように、自然に肌になじみます。ふんわりと包み込まれるような、柔らかいムスクの余韻を堪能できるでしょう。

    【まとめ】「フルール ドゥ ポー」はどんな人・どんなシチュエーションにおすすめ?

    「フルール ドゥ ポー」をおすすめしたいシチュエーション

    1.初対面の人と会うとき
    2.季節やシーンを問わずいつでも
    3.恋人とのお泊まり

    「フルール ドゥ ポー」は、石鹸やシャンプーを思わせるような、非常に清潔感のある香りです。初対面の人と会うときにほんのり香らせれば、きっと好印象を持たれるでしょう。

    クセが少なく、季節やシーンに左右されないので、自分の定番の香りとして毎日使うことができます。

    愛をイメージさせるギリシア神話をモチーフにした香水でもあるので、恋人とのデートやお泊まりにもぴったり。お風呂上がりのようなピュアな香りが長く続きます。

    「フルール ドゥ ポー」をおすすめしたい人

    1.ムスクや石鹸の香りが好き
    2.清潔感のある香水が欲しい
    3.人肌のように香る香水を使ってみたい

    温かみのあるムスクの香りが好きな人、清潔感のある石鹸の香りが好きな人にとって、「フルール ドゥ ポー」はうってつけの香りでしょう。

    またスキンフレグランスのように肌になじむ香水なので、自分の体温に応じて変化する香りを楽しみたい人にも試していただきたい香りです。