ディプティック「タムダオ」の香りを徹底レビュー!

「タムダオ」は2003年にディプティックが発売したフレグランス。ダニエル・モリエールとファブリス・ペルグランによって調香されました。
「タムダオ」とは、ベトナム北部の高原地帯にある町の名前。サンダルウッドをはじめとする木々が生い茂る、東南アジアの風景からインスピレーションを受けています。
「タムダオ」のフレグランスは、オードトワレとオードパルファンの2種類があります。香りを比べると、オードトワレのほうがややさっぱりと感じられ、持続時間も短くなります。
濃厚な香りを長く楽しみたい人は、オードパルファンを選ぶとよいでしょう。
「タムダオ」はどんな香り?

ディプティック「タムダオ」は、サンダルウッドを主体としたウッディ&スパイシーな香りです。
ディプティックの香水はどれも男女問わず使えますが、「タムダオ」はとくに落ち着いた大人に似合う、メンズライクな香り。甘い香りが苦手な人にも使いやすいでしょう。
トップノートは「ローズウッド × サイプレス」の香りでいきいきとした生命力のある印象

トップノートはローズウッドとサイプレスの香りです。
ローズウッドはバラのようなやさしい甘さが特徴のウッディノート。サイプレスはヒノキ科の針葉樹で、ヒノキの香りにフレッシュさを加えたような、すっきりとした香りです。
タムダオの森に足を踏み入れたような、いきいきとした生命力を感じられる香りです。
ミドルノートは「サンダルウッド × シダー」の香りでオリエンタルな印象

ミドルノートはサンダルウッドとシダーの香りです。
サンダルウッドは、インドの寺院でお香として焚かれるなど、宗教儀式にも使われてきた香料。日本では「白檀(びゃくだん)」と呼ばれ、線香の香りとしてもおなじみです。
スパイシーさのあるシダーがアクセント。穏やかなだけでは終わらない、癖になるオリエンタルなウッディノートを作り出しています。
ラストノートは「ホワイトムスク」の香りで温かみのある印象

ラストノートはホワイトムスクの香りです。
ムスクといっても官能的でセクシャルな香りではなく、植物性の甘みと温かみを感じられる、パウダリーな香り。
熱帯雨林の湿った空気を彷彿とさせるラストノートです。
【まとめ】ディプティック「タムダオ」はどんな人・どんなシチュエーションにおすすめ?

「タムダオ」をおすすめしたいシチュエーション
1.厳か(おごそか)な気分に浸りたいとき
2.ひとりで仕事をがんばりたいとき
3.東南アジアへの旅行
ディプティック「タムダオ」は、寺院を参拝しているときに感じるお香のような、神聖な雰囲気の香りです。
瞑想したいときや歴史的な建造物を見るときなど、厳か(おごそか)な気分に浸りたいシチュエーションにぴったり。
ひとりで仕事に集中したいときやリモートワークの日など、気を引き締めてがんばりたいときにもおすすめです。
東南アジアへ旅行するときにつければ、楽しい旅の気分がよりいっそう盛り上がるでしょう。
「タムダオ」をおすすめしたい人
1.木やお香の香りが好きな人
2.梅雨から夏にかけて似合う香りを探している人
3.ジェンダーレスな香りを使いたい人
ディプティック「タムダオ」は、リアルなサンダルウッドの香りを堪能できる香水です。
一般的にラストノートに使われることの多いウッディの香りを、つけた瞬間から感じることができます。木やお香の香りが好きな人には、好感度の高い香りでしょう。
季節を問わず使えますが、東南アジアの熱帯雨林をイメージした香りなので、とくに梅雨から夏にかけての季節によく似合います。
大好きな香りをまとえば、憂鬱な雨の日も待ち遠しくなりそうですね。
男女どちらかのイメージに寄りすぎることがない中世的な香りなので、ジェンダーレスな威力をまといたい人にもぴったりです。
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